NSW州CTPの重度傷害請求
重度傷害案件では、「けがが重い」という事実だけでは足りません。長期的な機能制限、仕事への影響、介助の必要性、将来予後をどう構造的に示すかが、案件の質を大きく左右します。
重度傷害案件で見落としやすい点
- 痛みの強さだけを語り、仕事能力や生活機能の低下を具体化していない。
- WPI の数字だけに意識が集中し、将来損失の立証が薄い。
- 一回の評価結果を過度に重視し、経過全体を整理していない。
長期影響を示せる資料が必要
重度傷害では、事故直後だけでなく、数か月からその先にかけて何が失われたのかを示す必要があります。
診断名、治療経過、仕事制限、家庭内役割の変化、将来見通しまでつながっている資料のほうが説得力があります。
WPI は重要だが、それだけではない
WPI は重要な入口ですが、案件価値はそれだけで決まりません。将来収入、就労能力、介助必要性、治療継続の見通しも大きく影響します。
門槛だけに意識を取られると、全体像の立証が弱くなりがちです。
高額案件ほど手続設計が必要
高額化しやすい案件ほど、保険会社も詳細に見ます。したがって重度傷害案件では、早い段階から証拠計画と争点整理を進めるほうが合理的です。
どこが PIC に乗るのか、どこが damages の立証に直結するのかを分けて考える必要があります。
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FAQ
WPI が基準を超えれば高額請求は自動的に認められますか。
いいえ。WPI は重要ですが、過失割合、収入証拠、将来能力損失、医学的裏付けなども結果に影響します。
重度傷害案件ほど早く証拠整理したほうがよいですか。
はい。案件が大きいほど、後から慌てて揃えるより、早めに土台を作るほうが有利です。
治療中でも進められる争点はありますか。
あります。すべてが治療終了待ちになるわけではありません。
本ページは一般情報であり、個別案件への法律助言ではありません。