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その他

NSW CTP よくある質問

事故後どれくらいで申請すべきか、給付停止にどう対応するか、いつPICへ進むのかを先に知りたいなら、このページから入るのが早道です。よくある質問と対応する実務ページをまとめています。

要点(先にここだけ)

給付停止・軽傷判定・WPI争点は、決定書と医療時系列を先に固めてから手続を選ぶと失点を減らせます。

他言語版

韓国語、中国語簡体字、中国語繁体字のページも同じFAQ構造で、各言語の対応ページへ進めます。

よくある質問から、申請開始、保険会社判断の見直し、証拠整理、PIC 手続、特殊シナリオへ進む流れを示す控えめな案内ビジュアル。
この FAQ ハブは、質問の種類に応じて、申請開始・争点整理・証拠準備・PIC 手続・特殊案件のページへ進むための入口です。

主要FAQ

NSW CTP請求はいつまでに提出すべきですか。
遡及的な週次給付を守るには、原則として28日以内の提出が有利です。多くの案件は3か月以内の申請が目安です。遅れても進められる場合はありますが、遅延理由の説明が必要になり、初期給付が制限されることがあります。
自分にも過失がある場合でも請求できますか。
多くのケースで法定給付の請求は可能です。重要なのは「mostly at fault(主たる過失)」と評価されるかで、通常61%超と判断されると給付期間や損害賠償へのアクセスに影響が出ます。
軽傷とは何ですか。
NSW CTP制度上の法的区分です。軽傷と判定されると、週次給付や治療給付は原則52週で制限され、通常はコモンロー損害賠償に進みにくくなります。
保険会社が週次給付を止めたら、最初に何をすべきですか。
まず決定理由の全文書面を取り寄せ、診断書・就労証拠・医療経過を固定してください。その後、内部レビューとPICの適切な手続に速やかに移るのが実務上重要です。
保険会社指定のIMEは必ず受ける必要がありますか。
合理的な要請であれば通常は対応が必要です。ただし、主治医の記録や客観所見は引き続き重要で、IME意見だけで結論が確定するわけではありません。
痛み・苦痛の損害(NEL)はいつ請求できますか。
一般に「非軽傷」であり、かつ全身障害率(WPI)が10%を超えることが要件です。要件充足だけでなく、証拠の成熟度と交渉タイミングも結果に影響します。
PICとは何で、いつ関わりますか。
PICは、NSWのCTP紛争の多くを扱う裁決機関です。通常は保険会社の内部レビュー後に進みますが、重要なのは単に「PICへ行く」ことではなく、merit reviewなのかmedical assessmentなのか、適切な手続を見分けることです。
死亡事故のあと、家族はどのような請求ができますか。
事案によりますが、葬儀費用、遺産関係、扶養依存の補償、一定の場合には家族の精神障害請求が問題になります。どの請求でも証拠の重点と進め方は同じではありません。

次に読むページ

質問が特定の争点に向いているなら、次は以下のページを見るのが実務的です。

特殊・複雑シナリオ

死亡事故、精神障害、車両不明、または保険会社から unfamiliar な経路を示された場合は、事実関係に最も近いシナリオページから確認してください。

保険会社の争点決定を受けた後の14日チェック

減額、不支給、給付停止の通知を受けたら、まずこの順で動くと後のレビューやPIC手続で不利を減らしやすくなります。

  1. 保険会社の完全な書面理由と、判断の根拠資料の開示を求める。
  2. GP、専門医、画像、治療履歴を日付順に並べ、医療時系列を固定する。
  3. PAWEや就労能力に関する収入資料, たとえば給与明細、税資料、雇用主との連絡を保存する。
  4. まず内部レビューが必要かを確認し、その後にPICのmerit reviewかmedical assessmentかを見分ける。
  5. 客観資料があるのに説明文だけで済ませず、文書証拠を前面に出す。

関連ページ: 内部レビューガイドPIC経路の選び方PAWE証拠の整え方

よくある質問を「次の行動」に変えるための確認表

CTP の質問は、答えを読んだだけでは進みません。実務では、いま問題になっている書面、期限、医学的証拠、収入証拠を分けて確認する必要があります。特に日本語で情報を整理している方は、英語の通知書や医療記録の意味を曖昧にしたまま返答しないことが重要です。

質問の種類最初に見る資料次に進むページ
請求をまだ出していない事故日、警察イベント番号、治療開始日、勤務不能の証明申請開始ガイド
週次給付が低い、止まったPAWE 計算、給与明細、納税資料、capacity certificate、保険会社の決定書PAWE 計算給付停止
治療費が拒否された治療計画、主治医の理由、画像・紹介状、拒否理由治療拒否ガイド
軽傷・threshold injury と言われた診断名、画像所見、神経症状、心理症状、専門医記録軽傷判定
IME レポートが不利だったIME 報告書、主治医記録、事実誤認、検査所見、質問事項IME ガイド
PIC に進むか迷っている内部レビュー結果、争点の種類、提出期限、医学的争点か法的・給付争点かPIC 経路比較

日本語で相談前に整理しておくとよい情報

CTP の問題は、英語の通知書、医学用語、収入資料が混ざるため、相談前に論点を短く整理しておくと判断が速くなります。次の内容を一枚のメモにまとめるだけでも、FAQ から次のページへ進むときの迷いが減ります。

  • 事故日、事故の場所、警察・救急・病院の記録があるか。
  • 最初の診察日と、現在も続いている症状。首、腰、肩、膝、神経症状、心理症状は分けて書く。
  • 保険会社から届いた決定書の日付、内容、期限。英語が難しい場合でも、日付と見出しだけは先に確認する。
  • 仕事を休んだ期間、復職制限、勤務時間の変更、雇用主とのやり取り。
  • IME、medical assessment、internal review、PIC など、すでに手続名が出ているか。
  • 家族が通訳、送迎、介護、家事、育児を手伝っている場合、その内容と頻度。

これらは結論を保証する資料ではありませんが、申請期限、週次給付、治療費、軽傷判定、WPI、PIC のどのページを読むべきかを決めるための実務的な材料になります。

FAQだけで判断しない方がよい場面

一般的なFAQは入口として有用ですが、次のような場面では、制度の説明よりも書面の読み方と証拠の組み立てが重要です。短い回答だけを根拠に、保険会社へ長い説明文を送ったり、期限を過ぎたりしないよう注意してください。

給付停止・減額の通知

決定理由、レビュー期限、PAWE、capacity certificate、IME のどれが原因かを切り分けます。

軽傷・医学的争点

診断名だけでなく、神経学的所見、画像、症状の継続性、専門医意見が問題になります。

WPI と損害賠償

10%を超えるかだけでなく、評価時期、医学的安定性、将来損失の資料が重要です。

死亡事故・家族請求

葬儀費、扶養、遺産、精神的損害の可能性を同じ請求として混同しないよう整理します。

問い合わせ前の短い説明テンプレート

法律事務所や支援者に問い合わせる場合は、感情的な説明よりも、次のように「事故、現在の争点、期限、証拠」を短く伝える方が、必要な確認が早くなります。

「NSW の交通事故で CTP 請求をしています。事故日は [日付] です。現在の問題は [週次給付停止 / 治療費拒否 / 軽傷判定 / IME / PIC / WPI] です。保険会社の決定書の日付は [日付] で、期限は [日付または不明] です。主なけがは [診断名または症状] で、現在ある資料は [診断書、画像、給与資料、IME 報告書など] です。」

この形で整理しておくと、FAQ の一般情報から、実際に読むべきページや必要な証拠に移りやすくなります。日本語でメモを作ってから、英語の決定書や医療記録の日付と照合する方法でも構いません。

CTPでよく出る英語用語の読み替え

保険会社やPICの書類では、英語の制度用語がそのまま使われます。日本語に直すと似た言葉に見えても、手続上の意味は違います。FAQを読むときは、次の用語を混同しないようにしてください。

PAWE
事故前収入をもとに週次給付を計算するための基礎額です。給与明細だけでなく、期間の選び方、事業収入、雇用形態が問題になります。
Capacity certificate
働ける範囲を示す医療証明です。単なる診断書ではなく、勤務時間、職務制限、治療計画と結び付けて読まれます。
Threshold injury
軽傷という日常語ではなく、給付期間や損害賠償の可否に影響する法的分類です。症状の重さだけでなく医学的分類が争点になります。
Medical assessment
PICで医学的争点を判断する手続です。Merit review と違い、医学的証拠、診断、治療必要性、WPIなどが中心になります。
Merit review
週次給付や計算、制度上の判断など、医学評価そのものではない争点で使われることがあります。争点の分類を間違えると時間を失います。
WPI
Whole Person Impairment の略で、損害賠償、特に非経済的損失に関係します。症状がつらいことと、WPI評価が10%を超えることは同じではありません。

FAQを読んだ後に避けたい失敗

CTP請求では、正しい一般知識を読んでいても、実際の対応で不利になることがあります。特に翻訳を介して進める場合、次の失敗が起きやすいです。

  • 保険会社の通知書を「ただの案内」と思い、レビュー期限を見落とす。
  • 症状を長く説明する一方で、診断名、画像、神経所見、治療継続性を整理していない。
  • 週次給付の問題を「収入が減った」だけで説明し、PAWE計算期間や雇用資料を出していない。
  • IMEの結果に反論したいのに、どの事実誤認・医学的前提・検査所見が問題かを分けていない。
  • PICに進むべきかを急ぐ前に、内部レビューが必要か、medical assessment か merit review かを確認していない。
  • 日本語の説明メモと英語の原資料の日付・用語が一致しておらず、後で時系列が崩れる。

迷う場合は、このFAQを「結論」ではなく「地図」として使い、該当する専門ページで証拠、期限、レビュー経路を確認してください。

このFAQを使うときの前提

このページはNSW CTP制度の一般情報であり、個別事情に即した法律助言そのものではありません。

結果は、事故態様、過失評価、診療記録の連続性、収入証拠、そして期限内に正しい手続を踏めたかに大きく左右されます。

すでに不利な保険判断が出ているなら、早い段階で証拠と手続経路を切り分けるほど、後の争点整理がしやすくなります。