メインコンテンツへ移動
NSW CTP Claim
NSW CTP

複合性局所疼痛症候群

交通事故による下肢の複合性局所疼痛症候群(CRPS):NSW CTP の分類と WPI

下肢 CRPS は骨折、手術、圧挫、固定後に生じ得ますが、強い持続痛だけでは足りません。CTP では診察時に確認でき、所定数・複数カテゴリーにまたがる客観徴候と、より妥当な別診断の除外が必要です。

このページは NSW CTP に関する一般情報であり、法律・医療上の助言ではありません。基準傷害、後遺障害率(WPI)、損害賠償は別の問題であり、事故状況、医学資料、現行ルールに基づいて個別に判断されます。

NSW CTPの下肢の複合性局所疼痛症候群(CRPS)に関する医学資料、リハビリ記録、機能評価の確認
下肢の複合性局所疼痛症候群(CRPS)は、事故の外力、具体的な診断、客観所見、治療後の状態、長期的な機能を一つの証拠の流れとして評価します。

事故と診断

交通事故でどのように生じる傷害か

骨折・手術・固定の後

下肢の複合性局所疼痛症候群(CRPS)は四肢の外傷や手術、長期固定の後に生じ得ますが、痛みが続くだけで CRPS と診断されるわけではありません。

バイク事故・圧挫傷

組織損傷や神経刺激の後、温度、皮膚色、発汗、栄養性変化などが現れることがあります。

軽い外傷後の予想外の経過

当初の外傷が小さくても、経過が不釣り合いな場合は現在の CTP の客観基準に沿って診察します。

実際に生じ得る傷害

  • 骨折・手術後の CRPS
  • 神経傷害を伴う/伴わない CRPS
  • 持続する血管運動、発汗、栄養性変化
  • 可動域低下・回避行動を伴う慢性状態

主な症状と生活への影響

  • 原傷害に不釣り合いな痛み
  • 温度・皮膚色の左右差
  • 異常発汗、浮腫、皮膚・爪変化
  • アロディニア、可動低下、荷重困難

早急な受診が必要な症状

病歴上の症状、疼痛図、旧称 RSD/causalgia は、診察時の所定客観徴候に代わりません。

医学的証拠

評価で重視される検査所見

下肢の複合性局所疼痛症候群(CRPS)は痛みの強さや画像上の名称だけでは評価できません。事故直後の症状、再現性のある客観所見、画像・手術所見、治療経過、安定した現在の機能制限を一連の資料として確認します。

検査・資料確認できることそれだけでは決められないこと
CTP CRPS 客観徴候診察同一診察で感覚、血管運動、発汗/浮腫、運動/栄養カテゴリーの所定徴候を記録し、別診断を除外します。病歴上の症状、疼痛図、旧称 RSD/causalgia は、診察時の所定客観徴候に代わりません。
X線・CT・MRI・超音波骨折、関節、腱、靱帯、軟骨、神経周囲の構造を確認し、初期診療記録と比較します。画像所見だけでは、事故との因果関係、永続性、WPI の数値は決まりません。
整形外科・リハビリ科・神経科の診察自動可動域、安定性、感覚、筋力、反射、歩行、事故との因果関係を記録します。一時的な疼痛防御や概括的な「筋力低下」は、有効な評価法の代わりにはなりません。

基準傷害

基準傷害に該当する可能性

現行 CTP 基準で確認された神経損傷や CRPS の神経学的結果は非基準傷害を裏付け得ます。痛みと主観的変化だけで基準を満たさなければ、軟部組織基準傷害と扱われる可能性があります。

後遺障害評価

NSW CTP における WPI の評価方法

下肢の複合性局所疼痛症候群(CRPS)の WPI は、Motor Accident Guidelines Part 6 で認められた方法のうち、残存する永続的な機能障害に最も適したものを用います。根拠は Motor Accident Guidelines v10.1 clauses 6.61-6.64 and 6.107-6.108; AMA4 Tables 11a and 12a; relevant lower-limb ROM tables and Guidelines Table 6.4. です。事故との因果関係、既往障害、症状の安定、重複評価も検討します。

評価方法根拠用いられる場面注意点
Motor Accident Guidelines の CRPS 法Motor Accident Guidelines v10.1 clauses 6.61-6.64 and 6.107-6.108; AMA4 Tables 11a and 12a; relevant lower-limb ROM tables and Guidelines Table 6.4.clauses 6.61–6.64、6.107–6.108 の現行徴候基準と認められた神経・可動項目を用います。旧 causalgia/RSD 法や AMA4 Pain Chapter は使用できず、同じ機能を重複評価できません。
因果関係・安定性・既往障害Motor Accident Guidelines clauses 6.19–6.24現在の障害が事故によるものか、十分に安定しているか、証拠のある既往障害を控除すべきかを判断します。画像に変性があるというだけで自動的に控除することはできません。
下肢障害から WPI への換算Guidelines Table 6.4 と該当する AMA4 方法最も具体的で有効な下肢方法を適用した後に WPI へ換算します。歩行評価は原則として最終手段で、他の下肢方法と併用できません。

可動域や機能制限が日常生活で意味すること

  • 立位、歩行、靴
  • 温度変化と皮膚管理
  • 睡眠、接触、身の回りの動作
  • 運転、仕事、リハビリ参加

重複して合算できないもの

  • CRPS の神経、可動域、その他の許容項目は Guidelines の規則に従って統合します
  • 旧 causalgia/RSD 方法は使用できません
  • 痛みについて AMA4 Chapter 15 を別に加算できません

0%または評価対象外となり得る場合

  • 下肢の複合性局所疼痛症候群(CRPS)が回復し、再現性のある永続的な機能障害が残っていない
  • 痛みや画像上の名称だけで、信頼できる客観所見がない
  • 事故以外の状態で所見がより合理的に説明される

裏付けがあれば評価に影響し得る要素

  • 下肢の複合性局所疼痛症候群(CRPS)について一貫し、再現性があり、安定した客観的機能障害がある
  • 骨折、断裂、神経損傷、手術後遺症が画像と専門医資料で裏付けられる
  • 事故前後の資料により既往状態と事故後の変化を区別できる

それだけでは通常足りないもの

  • 強い痛み・アロディニアだけ
  • 本人が述べる色・温度変化だけ
  • 所定カテゴリー・数に達しない徴候
  • 旧 RSD/causalgia・Pain Chapter の値

具体的な検討例

画像所見はあるが診察所見が軽い場合

下肢の複合性局所疼痛症候群(CRPS)が MRI や X 線に写っていても、自動機能、安定性、神経診察がほぼ正常であれば、画像だけで高い WPI になるわけではありません。

治療後も安定した機能制限が残る場合

十分な治療後も信頼できる検査で永続的な制限が確認されれば、該当方法で評価します。ただし手術名や症状だけで固定率は決まりません。

資料の準備

証拠チェックリスト

  • 事故直後の救急、GP、専門医記録
  • 因果関係や控除が争われる場合の事故前の同部位資料
  • 治療、リハビリ、就労能力の記録
  • 保険会社の決定書、IME、PIC 資料
  • 同日カテゴリー記録と比較写真
  • 連続した疼痛、温度、色、発汗所見
  • 骨折・手術と神経診察資料
  • 疼痛専門医、リハビリ、機能記録

保険会社の決定を受け取った後の対応

まず、その決定が治療、基準傷害、WPI、就労能力、損害賠償のどれを扱っているかを分けます。異なる争点を一つの一般的な反論にまとめず、理由ごとに医学資料を対応させることが重要です。

  1. 1

    決定理由を確認する

    決定日、再審査の案内、保険会社が用いた診断と資料を特定します。

  2. 2

    医学資料の不足を補う

    主治医や専門医に、因果関係、客観所見、治療、残存機能を理由付きで説明してもらいます。

  3. 3

    手続期限を守る

    内部再審査や PIC の手続を早めに確認し、治療継続で期限が延びると考えないでください。

傷害分類や WPI 資料を確認したい方へ

保険会社の決定書、主な画像・専門医報告、事故日をご用意ください。症状だけから賠償額を推測せず、まず争点と不足資料を整理します。

CTP請求の無料確認を依頼する

資料を送って初回確認を受ける

一般情報のみです。このフォーム送信だけで請求が提出されるわけではなく、弁護士と依頼者の関係も成立しません。当事務所が案件を受任し、費用契約・委任契約が成立した後に限り対応します。 利用規約 および プライバシーポリシーをご確認ください。

よくある質問

下肢の複合性局所疼痛症候群(CRPS)は必ず非基準傷害ですか?
いいえ。分類は痛みの強さではなく、証拠のある構造的診断によります。軟部組織損傷は基準傷害の可能性があり、骨折、神経損傷、該当する断裂には医学的裏付けが必要です。
下肢の複合性局所疼痛症候群(CRPS)の WPI はどのように評価されますか?
Motor Accident Guidelines Part 6 で認められたMotor Accident Guidelines の CRPS 法を用い、因果関係、安定性、既往障害を検討します。症状や手術名から数値を逆算することはできません。
手術を受けると WPI は必ず上がりますか?
いいえ。手術記録は重要ですが、評価対象は治療後も残る永続的な機能障害と適用可能な評価法です。
画像検査だけで十分ですか?
十分ではありません。画像は事故後の症状、診察所見、機能変化と整合し、適切な医師が因果関係を説明する必要があります。
保険会社が診断や評価に同意しない場合は?
決定理由と根拠資料を取り寄せ、内部再審査、追加の専門医資料、適切な PIC の医学的紛争手続を検討します。手続と期限は決定の種類によって異なります。

内容確認日:2026年7月31日. このページは NSW CTP に関する一般情報であり、法律・医療上の助言ではありません。基準傷害、後遺障害率(WPI)、損害賠償は別の問題であり、事故状況、医学資料、現行ルールに基づいて個別に判断されます。