NSW CTPの弁護士交代ガイド
NSWでCTP請求の弁護士を安全に変更する方法
弁護士の変更で重要なのは、現在の委任を終了すること自体ではなく、引継ぎ中に請求を担当する人がいない期間を作らないことです。まず候補となる弁護士に主要書類を確認してもらい、受任できるか、費用やファイル移管に問題がないか、保険会社の内部審査、独立医療検査、Personal Injury Commission(PIC)の期限があるかを確認します。その後に、代理権限と通知先を文書で切り替える方が安全です。
更新日:2026年7月16日。NSW CTP請求手続に関する一般情報であり、個別の法律相談ではありません。

第1段階:解任前に、書類に基づく第二意見を受ける
第二意見では、サービスへの不満だけでなく、保険会社の決定、医療証拠、所得資料、現在の期限を確認してもらいます。候補の弁護士は、争点、提出済み資料、次の手続日、未入手の報告書を把握した上で、現段階から受任できるかを判断する必要があります。
- 内部審査、PIC、医学評価、損害賠償請求に差し迫った期限がないか確認する。
- 相談を受けるだけでなく、現在の段階から正式に受任できるか確認する。
- 新しい委任契約を結ぶ前に、旧・新双方の費用とファイル移管方法を確認する。
第2段階:引継ぎ中の担当を一つずつ明確にする
新しい弁護士が正式に受任し、代理権限を受けるまでは、現在の弁護士が業務を終えたとも、新しい弁護士が対応を始めたとも決めつけないでください。保険会社への返答、PICへの通知、診療記録の取得、直近期限の管理を誰が行うか、書面で確認します。
- 新しい弁護士が利益相反確認を終え、受任を文書で確認する。
- 新しい委任・代理権限書類を整えた後、旧弁護士へ終了とファイル移管を明確に通知する。
- 保険会社、PIC、医療機関などへ送った代理人変更通知を保管する。
第3段階:ファイルを単なる事務書類ではなく、証拠として引き継ぐ
請求ファイルには、保険会社との通信、診療報告、治療申請、就労能力証明、賃金資料、専門家意見、PIC書類、和解提案などが含まれます。全ファイルの移管に時間がかかる場合、新しい弁護士は直近の期限に必要な最低限の資料を先に確保する必要があります。未払費用や弁護士の留置権が問題になる場合も、期限直前まで放置せず、移管計画の一部として扱います。
第二意見のために先に送る書類
整理されていない大量の書類より、現在の争点と期限が分かる一式を先に送る方が役立ちます。
最新の保険会社決定書と受領日が分かるメール・封筒
現在の費用契約と費用・立替金の説明
事故日、請求番号、保険会社名
最新の就労能力証明、治療申請、拒否通知
IME報告、専門医報告、PICの指示・評価通知
週次所得給付が争点の場合の給与明細、PAWE計算、税務・事業所得資料
和解提案と回答期限
このページが対象とする方
すでにNSW CTP請求を弁護士へ依頼しているものの、連絡、方針、費用、証拠準備、期限管理に不安があり、変更を検討している方を対象とします。第二意見を聞くだけなら、直ちに現在の弁護士を解任する必要はありません。まず書類を確認してもらうことで、問題が連絡不足なのか、証拠不足なのか、方針を変える必要があるのかを区別しやすくなります。
よくある相談場面
- 週次所得給付の停止、治療拒否、責任に関する不利な決定を受けたが、次の対応が明確でない。
- PICの指示、医学評価日、証拠提出期限があるのに準備状況が分からない。
- 和解提案を受けたが、経済的損失、非経済的損失、WPI、将来治療の扱いを理解できない。
- 実質的な進捗連絡が長期間なく、自分の主要書類や費用情報を確認できない。
手続は現在の決定書と公式資料で確認する
実際の対応は、ご自身の保険会社決定、SIRAのNSW CTP情報、Motor Accident Guidelines、PICの現行手続と照合する必要があります。代理人を変更しても、既存の期限が延びたり、法定給付または損害賠償の資格が自動的に変わったりすることはありません。
引継ぎを安全に進める5つの手順
先に新しい弁護士の受任と期限管理を確認し、その後に代理権限を変更します。この順番により、保険会社の決定、医学評価、PICの指示、和解回答の期限を誰も管理しない空白を避けやすくなります。
- 旧契約を終了する前に、新しい弁護士が緊急期限を確認し、受任できることを書面で確認する。
- 最新の保険会社決定、就労能力証明、治療申請、所得資料、医学報告、和解助言を保存する。
- ファイル請求、保険会社への通知、旧弁護士の留置権や立替金を誰が処理するか確認する。
- 内部審査、医学評価、PIC、損害賠償、和解回答の期限を一か所に記録する。
- 完全なファイルが遅れる場合、次の手続を守るために最低限必要な書類を新しい弁護士に確認する。
引継ぎで避けたいこと
- 新しい弁護士が受任を確認する前に現在の弁護士を解任する。
- 代理権限、終了通知、ファイル請求を口頭だけで済ませる。
- 旧契約の費用、立替金、留置権を確認しない。
- 弁護士を変えれば保険会社の判断や不足する医学証拠も自動的に変わると考える。
よくある質問
CTP請求の弁護士を変える最初の手順は何ですか?
候補の弁護士に主要書類と期限を確認してもらい、受任できるとの確認を得てから、現在の委任を終了するか決めます。
新しい弁護士は旧弁護士からファイルを取り寄せられますか?
通常は適切な権限書に署名すれば請求できます。ただし、費用、立替金、留置権の調整が必要になる場合があります。
PIC手続中でも弁護士を変更できますか?
可能な場合がありますが、リスクは高くなります。PICの指示、評価日、証拠期限を先に確認し、引継ぎ中の担当を文書で決めてください。
弁護士を変更したら保険会社へ通知する必要がありますか?
通常は、新しい代理関係が確定した後に保険会社へ通知し、必要に応じてPICなどにも通知します。
連絡が遅いだけでも、すぐ変更すべきですか?
必ずしもそうではありません。まず進捗、次の手順、費用の書面説明を求め、第二意見を受けます。期限や証拠、和解助言が問題なら早めの確認が重要です。
現在の委任を終了する前に
主要書類を使って第二意見を受ける
最新の保険会社決定、費用契約、医療証明、PIC書類、次の期限をお送りください。初回確認では、安全に受任できるか、代理権限を変える前に何を守る必要があるかを整理します。
NSW CTP ClaimはStephen Young Lawyersの専門サービスであり、法律サービスはStephen Young Lawyersが提供します。